折線も曲線も使用せずにマウスで線画を描く方法

 09, 2010 02:50
ペジェ無し線画の極意0
今日はマウスで水彩講座用のイラストを習得中。
だんだんペンタブとの差が縮まってきたかな。
イラストは第一看板娘の田町さんの放魔状態、闇のアラクネ。
過去のラフを線画からマウスでリメイクしたものです。
妖魔モードはクールだけど、普段は蜘蛛っ娘なのでトイレのドアの裏に張り付いていたり、敵視する相手にはしましまパンツを見せて威嚇してくる素敵すぎる女の子。

淡い色使いが特徴の水彩が一番難しいと思っていたのですが、意外にすんなり描けました。加えて雨の表現、光彩もマウスで全部やってみますた。大変なのは寧ろ線画の方。今回は一部の髪以外、曲線ツールは使用せず筆でペン入れ(筆入れ?)をしています。強弱がかかってるけど、どういう事?その答えはちょっと長いので続きで確認してください。前回の塗りの大切も補足してあります。

↓ペジェ曲線を使わず強弱線を描く方法↓
ペジェ無し線画の極意1
まずはラフから。パースで空間を設定してから描き始めます。
ラフには線画から描く方法と、

ペジェ無し線画の極意2
塗りから描いてそれに合わせて線画を描く塗りラフの二種類があります。ベース色は体の線が綺麗に描けるまではバケツで一気に塗り潰さず、筆で塗った方がいい。なぜなら、

ペジェ無し線画の極意3
手など複雑な箇所も塗り回数を重ねるうちに体の構造を感覚的に「記憶」され、線画の間違いをその場で改正して描けるようになってくるからです。過去の線画では指の関節がおかしいですが、今の塗りの方は自然体になっているのが解ると思います。人体の塗りを何度も続けていれば、自然にマウスでも整形できるようになる。自力での塗りが大切なのはこういう事です。

ペジェ無し線画の極意4
それではマウスで曲線を使わない強弱線の描き方を説明します。
マウス描きは基本的に手ブレ補正も筆圧も使えません。なので鉛筆や筆で描く場合、画像のように一定の太さでしか線は引けません。おまけに線の軌道もブレが生じて見栄えも悪い。そこで、

ペジェ無し線画の極意5
消しゴムツールで強弱線っぽく今引いた線を消しこみ、整形するのです。とてつもなく面倒くさいかもしれませんが、saiを使う前はこれが標準でした。あらかじめ太めの線を描き、ギザついた箇所をドット単位で調整する訳です。

ペジェ無し線画の極意6
全身で試してみましょう。
まずラフに合わせてペン入れ(筆入れ)します。
この時点では線はガクガクですね。

ペジェ無し線画の極意7
前述の手順で光源を意識して強弱線っぽく見えるよう、消しゴムで整形します。

ペジェ無し線画の極意8
するとホラ、この通り。
細かいシワとかは濃度を下げた消しゴムで軽く消し込み、淡く表現してあります。

ペジェ無し線画の極意9
そのシワに従って影を塗れば、このようにマウス描きでも強弱線&水彩描きは十分可能です。

ペジェ無し線画の極意10
髪の毛もその気になれば描けます。
故意に線を太くしたり粗く削り出す事で和風な線画にする事も可能。
相当の忍耐力がないと発狂しそうになりますが、いざという時に備えて練習してみてはいかがかな?

COMMENT 2

sunsun  2010, 09. 09 [Thu] 05:13

しましまパンツと聞いて

線画もこの方法で描かれていたんですね…!!
SAIはマウスだと手ぶれ補正がないので、線を描くのは大変でしたが、まさに鍛錬と技術のなせる業ですね。

マウス絵の時はペン入れツールを使っていたんですが、あれはあれで制御点を調節したり、筆圧をいちいち調節したり、手間がかかっていた気がします。


>回数を重ねるうちに体の構造を感覚的に「記憶」
ピアノも練習を重ねると自然と指が覚えて弾けるようになりますが、それと同じようなことでしょうか。
何事も「練習あるのみ」なんですね。

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貧蛇  2010, 09. 09 [Thu] 12:57

五感を駆使して描く

>sunsunさん
最初に使っていたソフトは折線も曲線もなかったので、この手を使うしかなかったんですよねi-229少ない機能も応用次第でなんとかなるものです。「戻る」と「レイヤー」があるだけでもありがたい事です…

>感覚的に記憶
目ざまし時計を目を閉じたまま無意識に止めてしまう、それと同じ感覚です(笑)触感はやはり大切です。マウスの場合は触感というより軌跡を記憶、みたいな感じですけどねi-229

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