初心者用SAI講座(色塗り編2)

 14, 2008 16:39
☆便利なクリッピング機能☆

リッピング機能
↑続いて新規レイヤー(カラー)を色レイヤーの上に作成し、「影」と名前を付けておきます。そして「下のレイヤーでクリッピング」にチェックを入れます。すると画像のようにレイヤー横に赤の縦線が表示されます。この機能を働かせておくと、下のレイヤーで塗った色の部分のみに着色ができるようになります(正確には下レイヤーの不透明部分のみ色塗りが表示される)実際の画像で分かりやすく説明してみます。

仕上げに続きます↓
クリッピング機能2
↑太い筆ツールでザックリ十字に塗ってみました。
ご覧の通り、キャラクターの顔からはみ出した色は全くありません。下のレイヤーで色を塗った部分のみに彩色が表示されます。これを使えば余分な塗りと補正を省けて作業がかなり楽になるはずです。この機能をフルに活用する為にも、ベースとなる色は丁寧に塗っておきましょう(塗り残しがあれば上のレイヤーにもそのまま影響してしまいます)


また、この機能は重ね掛けも可能で、
クリッピング中のレイヤーの上に更にクリッピングレイヤーを作成すると、クリッピング元の作画範囲を引き継いで描く事も可能です。詳しくはキャラクター編で紹介していきます。


影色選択
↑クリッピングしたら影を塗ってみましょう。
まずベース色より一段暗い色を選択します。
マウスの場合は右クリックでキャンパス上の色を吸い取れる(ブラシパネル上にあるスポイトツールと同じ)ので、一度ベースの色を吸い取ってからカラーサークル内の四角い部分で一段暗い色を選択します。


耳の影
↑光源は右上から、と仮定して耳だけ影を塗ってみました。
少し立体感が出たと思います。続けて先の手順で影色を選択し直し、全体にも影を塗っていきましょう。


全体の影
↑ザックリですが影塗り一段階目、終了です。
マウスなのでどうやってもザックリですが…orz
影とベース色の境界線がクッキリしすぎているので、ちょっと手を加えてみましょう。


ぼかしツールと設定
↑ブラシツール内の「ぼかしツール」を選択し、
ブラシサイズとブラシ濃度を変更します。
今回は画像のように設定してみました。濃度が高いほどぼかしも強くなりますので、微調整がきくように数値は低めに設定しておきました。


ぼかし方向
↑ぼかしツールを選択した状態で、影とベース色の間を2~3回塗って影をやわらかくします。

ぼかし終了
↑カッチリした影からやわらかい影になりました。

下のレイヤーと結合
↑影が描けたらレイヤーを結合します。
赤枠内の「下のレイヤーと結合ボタン」をクリック。これで色レイヤーと影レイヤーがひとつのレイヤーとなります。なお、結合後は下のレイヤー名となります。


ハイライト作成
↑次はハイライトを描いていきます。
ハイライトとは瞳や髪の光沢部分の事です。
ハイライト用に新規通常レイヤーを一番上か線画の真下に設置します。


ハイライト塗り
↑先の影塗りと同じく、光源は右上から、と仮定して光沢もやや右上に、ブラシツール内のエアブラシツールで白色を使って吹き付けます。ついでに頬も赤くしてみました。線画上から描いているので、ハイライトで目の線が欠けているのが分かると思います。ハイライトは線画の下に設置しても良いのですが、瞳や髪の場合は線が強く浮き出たままだと違和感があるので、線の上に設置したり半透明処理を行います。


☆筆圧の変更☆

筆圧変更
↑ちょっと線が単調なので、筆圧を調整してみましょう。
これを使えば時間はかなりかかりますが、マウス描きでもペンタブ並に絵を描く事が可能です。まず線画レイヤーに移動して筆圧ツールを選択します。


筆圧ポイント
↑すると線画を曲線ツールで描いた際に付けた緑色の制御点が現れるので、筆圧を変えたいポイントをクリックしたまま細くしたい場合は左方向太くしたい場合は右方向へドラッグすると筆圧を変更する事ができます。

筆圧修正
↑これが筆圧を変更したもの。
漫画の筆圧のかかった線っぽくなりましたね。
これも光源を意識して線の強弱を調整します。
しかし色塗り後に線の太さを変えたので、目の線の下に隠れていた塗り残しが出てきてしまいました。ヒゲ部分もちょっと汚いので修正します。ペン入れレイヤーの場合、消しゴムツールの代わりに修正液というツールがありますが、これは細かい線の場合、消したくない線まで消してしまうので、ペン入れレイヤーをラスタライズします。


☆ラスタライズとは☆

ペン入れレイヤーを通常レイヤー(カラー)に変換する事です。
これを行う事で通常レイヤーのツール類を使えるようになります。ただし、ペン入れレイヤーで使っていた機能は一切使えなくなるので、ラスタライズは慎重に行いましょう。もし間違えてラスタライズしてしまっても数ステップ先なら「戻る」ボタンで戻せます。


ラスタライズ
↑ラスタライズはペン入れレイヤーを選択している状態で上部メニューの「レイヤー」をクリックし、一覧の中にある「レイヤーをラスタライズ(Z)」をクリックします。これでペン入れレイヤーが通常レイヤーに変換されました。

仕上がり
↑塗り残しを修正して、ヒゲの汚れも消しゴムで消して完成です。
この手順で次は実戦、オリジナルキャラクターを描いてみよう!



初心者用SAI講座・キャラクター編へ続きます

Tag:イラスト SAI 講座 CG

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