東伊豆・稲取温泉の食べる宿!珍々道中

今回ご紹介するのは東伊豆の食べる宿、浜の湯さん。
夏休みを利用してお邪魔させて頂きました。
食べる宿という事で、別注料理は不要というこの宿。
はたしてその驚愕の料理内容とは!?
↓つづきますよ↓

夏休みだけあって伊豆は観光&海水浴客らが西や東から
どっと押し寄せています。海岸沿いから行けば渋滞に巻き込まれるのは目に見えているので、中伊豆から目的地へ向かう事に。

ループ境を抜け、河津の森林トンネルをゆったり進む。
予想通りこちらは大した混雑もなく、スムーズに抜ける事ができました。朝昼、飯を抜いての旅行だったので、眠気は全く起きませんでした(ぇ

約三時間ほどで目的地の浜の湯に到着!で、でかい…
いつもセルフサービスの格安宿を利用してたんで、思わず尻込みしてしまったぜ!荷物とかもわざわざ運んでもらって、なんかすまない気分でしたww

案内された部屋へ入ると、そこにはまるで客船から見下ろしたような大海原が広がっているではないか!これは素直に感動。部屋にはキンキンに冷えた漬物が用意され、一部屋に専属スタッフが付くという徹底ぶり。夕食までの間、空腹の苦しみを紛らわす為、友人とチマチマ漬物をかじっていました。ちなみにスタッフの方は気立てのいい眼鏡っ娘さんでした(ヒャッホー!)(何)

時間も余っていたので先に露天風呂へ行く事に。
ここの露天風呂は屋上全てが風呂になっていて、部屋同様に海を眺める事ができます。風呂場まで撮影してたら変態だと思われてしまうので、詳しくは後ほど紹介するアドレスから確認しておくれ。

ついに夕食キターーー!!
ご丁寧にも名前入りの旗まで掲げてあります。
本当にこの名前で出てきたらちょっと哀しいです。
だがこれはまだ一部にすぎない…

まずは船盛り。稲取といったら金目鯛ですが、見当たらない…

と思っていたら煮付けでドーンと出てきました!
写真だとわかりづらいけど、かなり大きいです。四人前はあるんじゃないかな…軽くご飯が4~5杯はいける。味は脂もしっかり乗っていて身はとても柔らかく、漬けダレの濃厚なこと!今まで食べてきた中で一番美味しい煮付けでした。

この宿は稲取港のセリ権を持っているので、良質な金目鯛が毎日手に入るそうです。
またここ稲取では金目鯛を「ぎんでい」と呼び、祝い魚として欠かせない高級魚として扱われています。

小物も一品一品手間がかかっています。
これは前肴。才巻海老チーズ焼き、帆立貝真子焼、鴨と夏野菜の串打、イカ軟骨天城和え、穴子寿司、蛸みぞれ和え。

しばらく間を置いて登場したのはアワビの酒蒸し。
生きたアワビを目の前で蒸しあげます。ちょっとかわいそうですが、食べずに残すのはもっとかわいそうです。肝まで美味しく頂きました。肉質も柔らかく、貝の硬さは微塵も感じさせない絶品でした。

続いて生ずわいガニの蒸し物。
生から蒸しているので身がしぼんでる、なんて事はありません。
パンパンに詰まっておりました。ソースはチリソース、マヨネーズ、カニ酢の三種から選びます。

続いて地魚のつみれ汁、

アナゴ釜飯、

金目のしゃぶしゃぶ…
どれだけ食べてきたっけ…?
いやもう、朝昼抜いてこなかったら本気で食いきれませんでした。
もちろんアルコール類なんて頼めません。間違いなく死にます(爆)
この後デザート(白桃ゼリー、巨峰、杏ムース)も出ますが、ほとんど拷問に近かったです。
残さず食べたけどね。

心も胃袋も満足し、もう一風呂浴びて布団へゴロン。
ちょうどこの頃ちゅらさん壁紙描いてたんだよねw

そして心地良い波の音を聞きながら清清しい朝を向かえ…

……え?
おかしいな、夕食は食べたはずなのに、なんで船盛りがここに?
そう、この浜の湯さんでは
朝食も船盛り
が出るのである。
なんでも酒を飲みすぎて食べるのを忘れた酒豪の為に発案された
贅沢なサービスらしいです。残すなら俺によこしやがれ!(マテ)

どう見ても夕食です。本当にありがとうごさいました。

アジの開きで初めてこれが朝食と実感できますw

味噌汁には昨夜食べた伊勢海老が入って出てきます。
しかも鍋ごと(爆)一人二杯半くらいおかわりできました。

小物類も手作り豆腐や季節の野菜をふんだんに使った料理が並び、見る楽しみと食べる楽しみの両方を満喫させてくれました。頂いた命達に感謝の気持ちを込めて「いただきました!」

浜の湯さんを後にした俺達は、稲取の奇祭「どんつく祭り」の神輿を撮影する為に車で一時間探し回る事に。やっとこさ見つけた場所は浜の湯のすぐ隣でした(爆)灯台下暗し、とはよく言ったものです。本当に灯台の下にありましたww

小さな社の中にそれらしきものが祭ってあります。
もっと近づいてみましょう…

そこには
立派なオティンティン様のご勇姿が!
ここで一曲、披露させてもらってもよろしいですかな?
一つ 一人の姫始め♪
右手よ今年もよろしくな♪
ちん以下略

これがどんつく祭り由来。
補足すると「どんつく」とはドンと突く、という意味が込められ、
要するにうわお前何をするー
とりあえずお参りはしておいた…
相手は今いないけどNA! orz
ンマー、俺のマグナムじゃ釣り合う相手もうわお前何をするー

せっかくなので俺はこの土産を選ぶぜ!
伊豆稲取銘菓、どんつく囃子。
中を開けると、

オティンティン9個入りとなっておりま~す(トリビア風に)
造形がリアルすぎて食べるのも痛々しい。
このお土産は嫌がらせに事務のおばちゃん達にあげましたww
文句言ってたわりにしっかり食べていましたけど。
俺にも食べるよう勧めてきましたが断固拒否しました。
余談ですが、浜の湯の館内ゲームコーナー前にもミニサイズ(といっても一メートルくらいある)のどんつく様が二本立っておりましたww
今回お世話になった浜の湯さんはこちら
決して安くはありませんが一度は行ってもらいたい宿です。